あの子を探して
チャン・イーモウ監督最新作
1999 ヴェネチア映画祭 金獅子賞(グランプリ)受賞
解説
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撮影裏話
予告編
監督来日
撮影裏話

<監督インタビュー>

Q: この題材のどこに惹かれたのか?
A: 私の母方の親戚には地方で教職に就いている者が多い。昔から教師に親しみを感じてきた。地方の学校を見かけると授業を覗きたいと。小説家で本作の脚本家シアンションは、山西省にある新絳の郊外で教師にインタビューし原作を書き上げた。小説を読んで深い感銘を受けた。

Q:

この映画では素人の俳優を使っているが、困難は?
A: 映画の成功のカギはウェイの役。彼女を探すのは気の遠くなる作業だった。助監督リー・ホンは、全国を歩き何千人もの子供たちと面接。数人の候補者に絞り込み、私が二人の最終候補を選んだ。 実はウェイは二番手。もう一人の方が、率直で辛抱強く頑固な役柄にぴったりだった。が、この役には年齢が高すぎた。物語に必要だったのは、教える生徒たちと同じ年頃の先生。彼女が陥った状況の矛盾を明確にしたかった。最後のスクリーン・テストまで最終的な判断を下さず彼女たちを混雑した路に立たせ、頭に浮かんだことを大声で叫ぶように指示した。別の少女は、大勢に囲まれ緊張し叫べなかったがウェイはお腹の底から叫んで注目を浴びた。自然な率直さとユーモアがあった。

Q:

役づくりにどんな指導を?
A: 指導はなし。役柄について話したりしなかったし、誰にも脚本を読ませなかった。中国人は、最近ますます大衆文化、特にテレビの影響を受けている。脚本を渡したら、きっとその役をどのように演じるべきかを問い考える。そして、唯一のお手本となるのはテレビで見たもの。彼らがその真似をしたら、引き出そうとした自然な表情が失われてしまう。

Q:

それでも、最終的には演技も要求。カメラの前で自然な演技の秘訣は?
A: できる限りカメラや撮影機器を目に触れないようにした。そのことで日常的な環境にいるように感じさせたかった。正しい判断をしたと思う。 以前、「秋菊の物語」でも自然でリアリスティックな撮影をした。ただし、演じたのはプロの俳優たち。主役はコン・リーが演じたがまったく別人に変身。端役でさえ、経験を積んだ俳優。しかし今回はプロの俳優は一人も使っていない。さらに、各人が現実の世界と同じ役を演じた。全員が素晴らしい仕事をした。手法の選択は何を語るかによる。




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