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<ヴェネチア・グランプリ 2度目の奇跡!10分以上のスタンディング・オベイション!> 「全員一致。感情に訴えかける力に圧倒、深い感銘...。」 エミール・クストリッツア審査委員長(スピーチより) ☆世界の三大映画祭を制した巨匠チャン・イーモウ監督。「紅いコーリャン」でベルリン、「秋菊の物語」でヴェネチアの両グランプリ、「菊豆」でアカデミー賞ノミネート、「活きる」でカンヌ批評家連名賞を受賞した彼が本作「あの子を探して」で2度目の金獅子受賞の奇跡に輝きました。 *本年もベルリン国際映画祭で「THE ROAD HOME」が銀熊賞を受賞!! ☆舞台は中国の小学校。ここへ、1カ月間学校を離れることになったカオ先生の代わりに、村長から代用教員に指名された少女ウェイがやってきます。可愛いけれど、やんちゃで生意気な28人の生徒たち。「生徒が一人もやめなかったら褒賞金をあげる」というカオ先生の言葉を信じて、子供たちを懸命に見張り続けるウェイ。しかしある日、いつもウェイを困らせてばかりいた少年チャンが都会へ出稼ぎに行ってしまいます。ウェイはチャンを連れ戻そうとしますが、町に出るバス代すらありません。みんなで切符のお金を稼ぐには、レンガをいくつ運べばいいか? チャンの奪還計画はあっという間に算数の授業に早変わり。子供たちは一生懸命レンガ工場で働いて、なんとか先生を送り出しました。けれど、都会に着いたウェイを待っていたのは、チャンが行方不明になったとの知らせ。街の喧噪に驚きながらも、人々のくれる優しさと偶然に支えられながら、チャンを探して奔走するウェイ。はたして、彼女はチャンをみつけ出すことができるのか?☆監督は「観客は以前にも増して共感できるキャラクターを求めていると思う。そして、この映画で描かれた感情はとてもリアルで人を感動させるものだ」と語っています。彼はコン・リー主演の「秋菊の物語」でもドキュメンタリー的な手法で何げないリアリティを生み出しましたが、今回は一人もプロの俳優を使うことなく、登場人物そのもののようなキャストから嘘のない本物の感情を引き出してみせます。たとえばウェイを演じた13歳の少女ウェイ・ミンジ(魏敏芝)は、全国で2千人以上もの候補者の中から選ばれた河北省の中学校の生徒。チャンを演じた10歳のチャン・ホエクー(張慧科)も河北省の小学校に通っています。また、村長もカオ先生もテレビ番組司会者も、実際に同じ職業の人々。監督は出演者全員にその状況に彼らが置かれたらどうするかを問い、彼らが答えたようにカメラの前で演じさせました。彼らの存在そのものから漂う巧まざるエモーションは、静かにじわじわと私たちの心に染み込んで、いつの間にか胸を熱くし、涙を溢れさせるのです。 ☆中国の小さな村の素朴な情景の中に、魅力的なキャラクターを瑞々しく写し撮った撮影は、ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)監督の「青い凧」「盗馬賊」やイム・ホー監督の「息子の告発」で知られる名手ホウ・ヨン(侯咏)。北京電影学院の撮影学科でイーモウのクラスメートだった人だけに、監督とは絶妙のコンビネーション。ドキュメンタリー的でありながら優しい表情に包まれた映像の奥行きが映画全体を豊かに息づかせています。生活感のあるリアルな美術は、これまでのイーモウ監督の全作品を担当してきたツァオ・ジュウピン(曹久平)。イーモウ監督の「KeepCool」のほか、チャン・ウェン(姜文)監督の「太陽の少年」やチェン・カイコー(陳凱歌)監督の「花の影」で記録を担当したチャイ・ルーが今回は編集を担当。そのほか、中国最高のスタッフが結集して、イーモウ監督のオリジナルなビジョンを見事に具現化しています。(99年度 コロンビア ピクチャーズ フィルム プロダクション アジア提供/SPE配給/NOT ONE LESS一個都不能少(一人がいなくても)/ヴィスタヴィジョン/6巻/2907m/1時間46分/SR/字幕:水野衛子) |