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監督、プロデューサーも絶賛! 最大の難役に挑んだデンゼル・ワシントン プロデューサーのマーティン・ブレグマンは、ジェフリー・ディーヴァーのベストセラー小説「ボーン・コレクター」(文藝春秋刊)を読むや否や、ユニークなスリラーものを発見したと思った。だが、キャスティングは大変な仕事となった。というのも、ヒーローとヒロインが両者共並外れたキャラクターだったからだ。ブレグマンによると“40代前半の俳優でリンカーン・ライムを演じることのできる役者はそうたくさんはいないだろう・・・3本の指で数えられるよ。僕らが欲しかったのは確かな演技を身につけた映画スター。その条件が揃ったデンゼル・ワシントンがキャスティングできたのだから僕らはラッキーだった”。
ワシントンは、いろいろなレベルで魅力を持つリンカーン・ライム役に惹かれた。“素晴らしいストーリーだし脚本もしっかりしている。本当に面白くてどんどん読めてしまった”とワシントンは言う“手足の自由を奪われた人間を演じることは、いかなる役者にとっても大変なチャレンジだよ。役者にとって体は道具だから、それが取られたらもう心で演じるしかないんだ”。撮影に入る前にもかなりのリサーチをしたワシントンだが、この役を実際に演じることにより、多くのことを学んだ。彼は言う“これまで結構難しい人物や役を演じてきたけど、その中でもこれは最も力を試される役だった。特に肉体的にね。今まで自分の道具を取り上げられたことはなかったからね。つまり好きなように頭を動かしたり、回すとか、走る、歩く、胸から上でだけでなく、おなかから笑ったりして表現するといったようなことを。今では、ハンディキャップを負った人たちの気持ちがある程度はわかるようになったよ”。ライムに求めていた資質をP・ノイス監督が説明する“彼は動くことができないから、声、目、そして心で表現がなされているのが見えなければならないんだ。身動きできないゆえに、我々は真にすばらしい俳優が必要だった”。 |
多くの女優が熱望したアメリア役をアンジェリーナ・ジョリーが絶大な信頼度で獲得!
アメリア・ドナヒー役は多くの女優に切望されたものだった。実際、この役をやらせて欲しいと言ってこなかった女優の方が少ないくらいだった。しかしアメリアのキャスティングは比較的簡単だったとプロデューサーのマイケル・ブレグマンは言う“才能に恵まれながらも人生にフラストレーションを感じている静かな洞察力を持ったパトロール警官。この役はどんな女優にも、注意深く練られた幅広いストーリー性を持った役を提供するものであった。アンジェリーナ・ジョリーを見たあとは、もう他の誰もいらなかった。彼女ほどエキサイティングな女優はいないよ”。長年、ブレグマンは俳優たちのキャリアをスタートさせるのに一役買ってきた。そんな彼が、本作によってジョリーは大スターになると確信している。“アンジェリーナは、この20年間で最も優れた女優かもしれない。私は本当に強くそう思っている”。ライムと一緒のシーンではアメリアの動きも制限されたという意味で、ジョリーの役も同様に難しいものであった。ワシントンは彼女について“アンジェリーナは素晴らしい女優だ”と賞賛の声を上げる。 プロデューサーがアメリア役に選んだ女優について彼に話したことを思い出しながらワシントンは言う“マーティンから電話がかかってきたんだ。いい娘を見つけた、彼女に会うべきだ。絶対気に入る。彼女は凄いって・・・彼の言う通りだった”。最初に脚本を手にしたジョリーは、読み始めたら最後、やめられなくなってしまった。彼女はその時のことを思い出して言う“アパートに1人でいたの。死ぬほど恐かった。でも読むのをやめられないし終わった後も頭から離れなかった”。しかし、恐がりながらもジョリーはストーリーのロマンティックな要素にも惹かれた。なぜなら彼らが互いを信じるということをベースにしていたから。心、本能、そして魂で。肉体的なものは何もないの”。 |
膨大なリサーチの結果が生んだ完璧なリアリズム!
首から下は不随となったが、手の指一本は動かすことのできるライムのキャラクターを可能な限り現実的にするために、膨大な量のリサーチが行われた。監督のノイスが最初にリサーチを始めたのは、身体麻痺患者の治療が第二次大戦以降飛躍的に進歩したイギリスであった。“それ以前は、脊髄を傷めたらそれが一巻の終わりだった。今では、それはもうひとつの人生の始まりであって生きることの終わりではないということになってきている”とノイスは言う。また、ノイスとワシントンはニューヨーク市のマウント・サイナイ病院やロサンゼルス近辺のいくつかの病院にいるトップクラスの脊髄専門家と会った。ワシントンはさらに俳優兼活動家の『スーパーマン』のクリストファー・リーブを含む同様の患者にも話を聞いた。また、ライムを看護するセルマを演じたクィーン・ラティファは看護婦や介護士からリサーチを行った。
麻痺した体では自分自身はおろかどんな重みも支えることはできない。従ってワシントンは常にベッドと枕に寄り掛かっていた。撮影では実際に麻痺患者のケアをしてきた看護婦、ジャクリーン・セント・ピエール・ウォングがコンサルタントを務めた。彼女はラティファがリアルな看護を演じるよう協力すると共に、ワシントンの体勢を正確かつ真実味のあるものにした。10分おきに動くようになっているハイテクのベッドに彼を寝かせるにあたり、彼の体のいかなる部分にも圧力がかからないよう注意を払った。これは、麻痺患者が床擦れなどになりかかっていても自分では感じることができないため、それらを予防する措置である。 ニューヨーク市警の科学捜査班のベテラン刑事ハル・シャーマンは、ここ12年の間に数えきれない犯罪を捜査してきた。シャーマンは、以前『身代金』『クロッカーズ』にも参加したことからこの映画でも科学捜査コンサルタントを務め、科学捜査の根幹である証拠収集に関する専門的知識を提供した。悪夢のような犯罪現場で捜査することになるアメリアを演じるにあたって、A・ジョリーは数々の犯罪現場の写真やレポートを見せられた。ジョリーは言う“自分がどんな反応をするかを知るために必要だったの。口があんぐり開いて内臓がからっぽになったような気分だった。感情的というより身体的なリアクションなの”。このように本作では、細部にわたり完璧なリアリズムが徹底された。 |
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