17歳のカルテのホームへ
イントロダクション ストーリー キャスト アンド スタッフ プロダクション ノート マルチメディア 劇場紹介
プロダクション ノート
【ウィノナ・ライダーへのインタヴュー】


●このキャラクターに興味を持ったわけ
私のキャラクターだけじゃない、リサも他の女の子達もみんな、それぞれに辛い、深い悩みを抱えていて、それぞれに全く事情が違う。頭のおかしい女の子の一団、というのではなく、各人が特殊な問題を抱え、特殊な経験をしているの。グループではとらえられない。
●スザンナ・ケイセンに会って
彼女と過ごせてすごく感動したわ。彼女が私の部屋のカウチにくつろいでくれて、あの楽しい会話を交わした時のこと、これからもずっと忘れないと思う。そういう時間を共有できたこと、私を信頼して自分の役を演じさせくれたことに、とても感動した。
●なぜこの本を映画化したかったのか
とても愉快な本なのよ。テーマは重いし、複雑だし、人間の精神を、狂気か否かということを扱っている。精神病院が舞台で「カッコ―の巣の上で」みたいな設定だけど、とにかく笑えるの。著者はとてもドライでウィットに富んでいて・・・ジムも大いにそれを盛り込んでくれた。ジムは女の子達を自由に遊びばせて、ひじょうに悲しい状況の中にユーモアを見出している。
●スザンナが施設に入ったことについて
この映画がすばらしいのは、だれだってこういう所に入る可能性がある、といっているところだと思う。あなただって私だって、だれだってね・・・本にこんな箇所があるの、「私にはわからない。どうしてかいえない」。どうして、ということはいえないのよ。だけど、こういうところに入るのが簡単だってことだけはいえる。だれにだってあり得ることよ。
●人はこの映画にどのように感情移入するか
心の奥で密かに苦しんだことのある人達、自分が理解されないと感じ、悲しくて、混乱していて、「私はこんなところにいていいんだろうか。ここは私のいるべき場所じゃないかもしれない」と…この世界に、存在そのものに疑問を持ったことのある人達は、この映画から大きな慰めを得るでしょう。


【アンジェリーナ・ジョリーへのインタヴュー】


●キャラクターについて
私の演じているキャラクターは、世の中のことをよくわかっている。平和だの愛だの…世の中、こうあるべきだという一般通念には欠陥がある、と思ってる。ひじょうに現実的で、何かと闘ったり、世の中を変えたり、環境を整えたり、恋をして子供を持ったり…そういうことトライすれば、人並みの成果はあげられるという自信がある。それで結局は…これでいいんだ、世の中こういうものだと思ってる。どこにも幻想なんかない。彼女は存在していて、その意味を理解している。
●リサの物語における役割
彼女は完全に正気よ。だから頭がおかしく見えるんで…妙なことがあったら、何らかの反応をするでしょ。いろんなことに狼狽したり、驚愕したり、ばか笑いしたり、アホらしく感じたりしなかったらおかしいわよ。彼女は、不安であるがゆえに仮面の下に何かを隠しているような女の子達に囲まれてるわけだし。それでかっとなってしまう。怒りを感じて、感情が噴出して、色んなことに揺さぶりをかけようとする。気が狂いそうになる。どんなに正常な人だって、あんな所にいれば頭おかしくなっちゃうわよ。みんなが自分を偽って、間違った人生観をもってるんだから。
●キャラクターについて 2
彼女は自由なの。ああいう施設に閉じ込められていても、私がこれまで演じてきた中で最も自由な人間だわ。檻の中の自由というのもある。そこに住んでるんだし、慣れているし、居心地がいいのよ。だけど彼女は、その壁を超えて生きている。あの中は安全でしょ。だから壁の中ではいくらでも狂暴になれる。きちんと構築された世界だから、自分の生活を管理する必要がないのよ。管理されているから自由なの。リサは頭がいいからそれをわかっているし、いつだって楽しんでる。生きていることを実感してる。
●リサを演じて
不思議なの。この映画にもこのキャラクターにも苛立つと思ってたんだけど、そうじゃなかった。楽しんで演じてるわ。リサを自分から振り払おうという気にならない…自分の新しい面を発見したような感じ。自分というものを隅々まで探ってみて、そういう一面を探して、その人物になって、その人物であることに浸って、しばらくの間ちょっと変わるわけ。そういう状態を維持する。というわけで、彼女を自分にへばりつかせているんだけど、その状態が気に入ってるわ。
●物語の設定について
おかしいのよ。この部屋で一日過ごすのよね。絵を描いたり、陶芸をしたり、本を読んだり、テレビを観たり、あとは食事をして、薬を飲むだけ。ちょっと悪いことをすれば正される。うんと悪いことをすれば傷ついて…だけど、共同生活にはとても危険なものが潜んでいる。居心地はいいし、シンプルな生活だけど、それ以上の事をしようとすると許されない。新しい自分に挑戦することは許されない。幼い子供のように扱われるだけ。だから、規律に従って行動するようになる。だれだってそうなるわ。そういうことを期待されているから、最初はそういう態度をとっているけど、しまいには人に物を投げつけたり、顔をしかめて見せたり、色々するのよ・・・他の女の子達は笑ってて、みんなバカで…そういう意味で、ああいう場所は危険だわ。

トップへ

次へ


 

1999(c) Sony Pictures Entertainment(Japan) Inc. All rights reserved.