アンナ・マリア・ミューエ・・・カティ
 カティはセクシーでやさしい平均的な女のコ。大恋愛したり、境界のない自由を手に入れたりと様々な経験をしたいと思っている。でも実際に恋に落ちるのは、真剣な関係よりも一夜の関係に興味がある男ばかり。彼女の両親は、厚化粧をして、タバコを覚えた反抗的な娘が、まっとうな人生のルートから外れていくのではないかと気が気ではない。一方、カティの長年の親友ステフィはカティの単純で正直なところが大好きなのだが……。
●カティ役に抜擢されたのは、アンナ・マリア・ミューエ。シャルロッテンブルグにあるアメリカンダイナーで女友達と一緒にいるところを、マリア・フォン・ヘランド監督に「カティ役のオーディションを受けない?」とスカウトされたラッキーガールだ。17歳にして本作で映画初出演を果たした。現在は、2002年の夏に行われるX-Filmeプロダクションの新作『Liebe in Gedanken』(アキム・フォン・ボリース監督)に向けて準備中である。
カロリーネ・ヘルフルト・・・ステフィ
 ステフィはクールな女のコで、何事も常に自分の思いどおりにしてしまうことに慣れている。両親とは仲が良く、友達のような関係。特に父親は彼女にとって理想の人物だった。それゆえに父親の不倫を知ってしまったときは大きなショックを受けてしまう。両親が別居を決めたときから、彼女は愛するすべての人から孤立し、人生に対する真剣さを失っていく。苦しみを忘れるため究極の行動を選ぶが、最終的に親友のカティに救われる。
●1984年、ベルリン生まれ。カロリーネ・ヘルフルトは通っていた学校の校庭で、キャスティング・エージェンシーのスタッフにスカウトされた。'95年のテレビ映画でデビューし、2000年に映画『Crazy』に出演。2001年は日本でも公開された『ガールズ☆ガールズ』に出演した。現在『J.S.B vs.F.U』(ドミニク・デ・リバス監督)にマリー姫役で出演予定。この撮影の後はしばらく、ドイツの高等学校卒業と大学進学のための試験勉強に専念する。
ジョセフィン・ドメス・・・テッサ
 テッサはとてもまじめで物静かな性格。歌手になるという夢に向かって、いかなる努力も惜しまない。自分の母親とステフィの父親が不倫をしていたことから、不当にもステフィの復讐のターゲットになってしまう。
●1981年、プレンツラウ生まれ。実生活でも才能あるミュージシャン。バンド“ドリフトウッド”を組み、ベルリンの数々のクラブでライブ活動を行う。現在は音楽活動を続けながら、音楽プロデューサー達と話し合い中。
ダビット・ヴィンター・・・カルロス 
 ステフィのステディな恋人であるカルロスは、繊細で創造性のある青年。ステフィの気まぐれに振り回されることに疲れていた彼は、テッサに出会ってから、すぐに彼女の温かさと自然な人柄に惹かれるようになる。
●1979年生まれ。12歳のときに、シアタービューネでの『Auf Wiedersehenn』に主演。4年後にテレビデビューを果たし、その後も数々のテレビ映画で主役を務める。他の出演作に2000年『Engel and Joe』や『180℃』など。

ティルベルト・シュトラール・シェファー・・・クラウス
 22歳のクラウスは写真家のアシスタントとして働いている。一見、女のコの心をもてあそぶプレイボーイのように見えるが、カティとつきあい出してから、自分でも想像していた以上に彼女への想いが大きくなっていく。
●2000年の短篇映画『Moianacht』(シュテファン・ヘリング監督)に出演。ミュンヘン・シアター所属時代に数々の舞台で活躍する。2001年秋、ザルツブルク・ステイト劇場でシェイクスピアの『お気に召すまま』に出演。
シュテファン・クルト・・・ハンス
 ハンスは自由主義で愛情深く、娘のシュテフィとも親しい理想的な父親だった。妻とも幸せな結婚生活を送っていたが、ジャネットとの不倫が表面に出たときから、彼の人生は崩れ始めて、徐々に自暴自棄になっていく。
●1959年、スイスのベルン生まれ。ハンブルグのタリア劇場で『リチャード三世』や『オセロ』など多くの古典劇に出演し、数々のテレビシリーズでも活躍。他の出演作に、'99年『Der Vulkan』や2002年『Birdseye』など。
ニナ・ペトリ・・・アン
 シュテフィの母、アンは優秀な弁護士である。愛する夫の裏切りを知った彼女は冷静に別居を選び、娘に状況を理論的に説明する。自身の葛藤で精一杯で、娘がつらい体験に耐えていることに気付くことができなかった。
●1963年、ハンブルグ生まれ。'93年にボーフムのヴェストファリアン演劇学校を卒業、'94年のトム・ティクヴァ初監督作品『Die todliche Maria』で初主演を果たす。他の出演作に、'98年『ラン・ローラ・ラン』など多数。
ガブリエラ・マリア・シュマイデ・・・イングリッド
 カティの母親、イングリッドは神経質で生真面目な性格のため、娘の思春期ゆえの反抗的な行動を認めることができない。しかし本質的には娘を深く愛していた彼女は、最後には娘のありのままの姿を温かく受けとめる。
●'87年から'91年にかけ、エルンスト・ブッシュ演劇学校で学ぶ。娘の出産後、ベルリン劇団に所属して数々の舞台で活躍。2002年のベルリン・フィルム・フェスティバルで銀熊賞を受賞した『Halbe Treppe』に出演した。
マティアス・ブランド・・・ヨスト
 カティの父親、ヨストは優しい性格だが優柔不断。妻と娘の険悪な関係を何とか改善しようとするものの、両方の間をさまようだけでうまくいかない。難しい年頃の娘のことが理解できず、どう接していいかわからない。
●ノーベル平和賞を受賞した東ドイツの前首相ウィリー・ブランドの息子。41歳の彼は、'93年のアネリ・ルンゲ監督、ニナ・ペトリ共演の『Barmherzige Schwestern』で映画デビュー。以後、数々のテレビシリーズで活躍中。
テレサ・ハーダー・・・ジャネット
 ジャネットはシュテフィの父ハンスの愛人。シングルマザーとして娘のテッサをしっかり育て、強い信頼関係で結ばれている。自分の不倫が原因で娘が被害を受けたことを知った彼女は、ハンスの家庭へ乗り込んでいく。
●ベルリンの芸術学校に在席中、'87年のヴィム・ヴェンダース監督の代表作『ベルリン・天使の詩』で映画初出演を果たす。舞台やテレビシリーズなどでも幅広く活躍。他の出演作に'93年『Justiz』や'97年『Mendel』など。