ちょっと時を遡ります・・・御報告遅れてすみません・・・・つまりっ! 10月7日火曜日、東京シネセゾン渋谷。一ヵ月後には初日を迎えるまさにその劇場で、『東京ゴッドファーザーズ』完成披露試写会開催っ! ニッポンのお客様と初対面しましたっ! ドキドキですっ。ちなみにアメリカのお客様との初対面の様子(@BAAF)は、現在発売中の「NEWTYPE」誌(角川書店)で今監督へのインタビューやN.Yでの様子、これまでのバイオグラフィー等と共にとっても密にご紹介されているので、何が何でもお手に取ってご覧頂ければ、ですっ!
ということで、さっさと10月7日当日の模様をお伝えです。そうでなくても1週間も経ってしまってるんだから、あうあうあう。この日の完成披露試写、上映に先立ち、ギンちゃん役の江守徹氏、ミユキ役の岡本綾氏、そして今 敏監督が駆けつけての舞台挨拶付という豪華バージョンっ! コメントの口火を切るのは、ギンちゃん役の江守氏から。
「まず、この『東京ゴッドファーザーズ』っていうお仕事をいただいたときに、僕はジョン・フォード監督の『Three Godfathers(※原題)、3人の名付け親(※邦題)』っていう異色の西部劇をふっと思い出しまして。それで脚本を読んで、あれ? 全然違うじゃないか、西部劇じゃないや・・・・・・、あたりまえだ、現代の東京だ(笑)。
しかも僕が、ギンという40代半ばくらい、東京の新宿でホームレスになってる男っていうことなんですけど、その顔がね、まるで僕と違う(笑)。『3人の名付け親』でも当時僕が好きだったのは、ジョン・ウェインなんですけどね。
だから、どうしてこれが、僕なんだ? と。でも、演じてるうちにわかりました。むくつけきだけじゃない、ギンには、ジョン・ウェインの心もあるんですね。非常にナイーブなところも優しいところもあり、哀しさもあり、という。これが良くてね、楽しく出演させていただきました」
と、ぽんぽん言葉が飛び出す江守氏、さらに
「そして何よりも、僕は、この作品がアニメーションではなかなか扱わないんじゃないかということを、良くやった! という感じがあります。画面の中の細かな物や光とかを、レンブラントの絵じゃないかと思うくらい巧く使ってる。だけどそこに出てくる人間をどういう風に描くかというと、レンブラントの絵じゃアニメーションにならない。そこはやっぱり口を大きく開けてマンガ的に『わああああ』と。なのに、映画は現代日本の置かれてる状況を描き出してる。舞台は東京の副都心・新宿。しかも主人公たちは、ホームレス。そういうことを描いたっていうのが素晴らしい。
これぞ、現代のアニメーションに突破口を開く、もうひとつの頂点と言ってもいいかもしれない。そこに参加することが出来たことを、非常に誇りに思っております」
と、本気で絶賛してくださったのでした!
そして次に、とっても可愛いらしい佇まいの岡本氏が、「私は家出少女の女の子をクールにやらせていただきました。クールなイメージあんまりないと思うんですけども」
と述べられると、隣の江守氏が「ある」と、岡本氏へ賞賛込めた突っ込み。
すると岡本氏、「ありますか?」と、江守氏からのお褒めに、ほっとした感じで、
「意外とクールな一面も出せたと思います。見てください」
さらに声優初挑戦だった岡本氏、「自分がやったお芝居に後から声を入れることはあったんですけども、全く自分ではないキャラクターに声を入れるというのはとっても難しくてですね、録音のときには、毎日、反省、反省、日々反省でございました」
と、これには監督がいや、全然そんなことないっ! とばかりに、大きく首を横に振る振る。
そして岡本氏、「今日みなさんが、初めてご覧になるということなんですが、たぶん、いい作品だな、っていう感想が率直に出てくると思うので、できるだけたくさんの人に、ばんばん宣伝してください(笑)。宜しくお願いします」
そして、最後に「こんな存在感のある江守さんや、こんな華のある岡本さんにホームレスの役をやらせてしまった監督が、私、今 敏です(笑)」
と、監督がご挨拶。
「企画が生まれたのは、たしか、2001年の2月だったと思います。前作『千年女優』という映画が制作完了すると同時に思いついた・・・・・・という感じで、自転車操業的に映画を作っております(笑)。
いつも、きっかけを聞かれて困るんですけども、先ほど江守さんからもありました『3人の名付け親』という映画が私も大好きで。銀行強盗が西部の荒野で赤ん坊を抱いて逃げ回ることになるという映画なんですけども、あれをホームレスにしたら面白かろう、という、とっても心無い思いつき(笑)が、2年半もかけて、多くの人の努力と苦労によって、90分の作品に仕上がりました。90分間に愛が詰まっております。愛を堪能してください」
そして、15分の短い舞台挨拶はあっという間に終了。いよいよ『東京ゴッドファーザーズ』、ニッポンのお客様の前で初上映っ! 笑い声も起こって、安心安心。上映が終わると、客席のあちこちで拍手拍手っ! で、ほくほくほく。そして愛を堪能して下さったお客様方がロビーにわんさか。特番用カメラの前で興奮冷めない勢いで感動を伝えて下さる方もあり、大感謝っ! といううちにこの日のプログラムはぜーんぶ、終了っ! 足を運んでくださった方、本当にありがとうございましたっ! 残念ながら応募にはずれてしまった方、ごめんなさいっ。公開にともなって、まだまだイベントも発生しますので、ぜひぜひそちらにも御参加ください。よろしくです。
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