彼は「運命」を受け入れた
両親を亡くし伯父夫婦と暮らす高校生ピーター・パーカー。化学とカメラが得意だが、ひ弱な彼は、クラスの不良にいじめられたり、隣人の娘MJことメリー・ジェーン・ワトソンへの片想いに悩んだりとさえない学園生活を送っていた。そんな彼だが軍事産業の社長の息子ハリー・オズボーンとはなぜか気の合う親友だった。ある日、ピーターは、見学で訪れた大学の実験室で遺伝子操作をされたスーパー・スパイダー(蜘蛛)に噛まれてしまう。その毒は遺伝子に作用し、彼は蜘蛛の能力を持った超人となる。そんな時、最愛の伯父ベンが強盗に殺される。スパイダー・パワーにうかれるあまり、謙虚に伯父の言葉に耳を貸さなかったピーターは、ベンの死に責任を感じ、伯父の最後の言葉「大いなる力には大いなる責任が伴う」を受け、手にしたパワーを正義のために使おうと決意する。こうして“スパイダーマン”が誕生した。
ハリーとともにニューヨークの大学に進んだピーターは、大学生と街のヒーロー“スパイダーマン”という二重生活を送る日々。だが経済的にはいつも苦しく、ピーターは生活費を稼ぐため新聞社デイリー・ビューグルにスパイダーマンの写真を売って生計を立てるようになる。ある日、偶然MJと再会したピーターは、ハリーがMJと付き合いだしたことを知りショックを受ける。そんな彼の前に、奇怪なマスクを付け、小型飛行装置(グライダー)に乗り、街を破壊する怪人“グリーン・ゴブリン”が現れる。ゴブリンの正体は、自分を会社から追放した人間たちに復讐するため、薬によって肉体と精神に異常をきたしたハリーの父、ノーマン・オズボーンであった!ゴブリンは、スパイダーマンの正体に気づき、MJを人質に、戦いを挑む。死闘の末、ゴブリンは命を落とす。が、ハリーの心には復讐心が生まれる。ノーマンの葬儀の日、ピーターの真心に気づいたMJから愛を告白されるが、スパイダーマンとしての運命を受け入れた彼は、MJの愛を拒み、その場を去るのだった―。












