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三国志 Secret of Three Kingdoms(原題:三国機密之潜龍在淵)

SECRET OF THE THREE KINGDOMS


中国 |2018年 | 歴史劇ドラマアクション |発売元: 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 提供:ワコー / ストリームメディアコーポレーション / BS12 トゥエルビ

史上最高の歴史ロマン!新たな視点で綴る もう一つの「三国志」!

それは天下を揺るがす乱世の“秘密”――

観る者を魅了する緻密なストーリーと
かつてない美男美女キャストで贈る豪華絢爛な戦乱の世界

作品情報

ストーリー

後漢末期、群雄が割拠する中、曹操(そうそう)が皇帝・劉協(りゅうきょう)を傀儡にして勢力を伸ばしていた。遠く都を離れた司馬(しば)家に預けられ育った劉平(りゅうへい)は、突然迎えに来た父に連れられ都に向かう。その道中、思わぬ秘密を知らされ驚く劉平。劉平は皇帝の双子の弟だったのだ。しかし、劉平が都に着いた時には、病弱な皇帝はすでに亡くなっていた。亡き兄の遺志を継いで皇帝に成り代わった劉平は、皇后の伏寿と幼なじみの司馬懿(しばい)と共に漢王朝を再興するために曹操との戦いに挑む!

スタッフ

脚本: チャン・ジャン    
監督: パトリック・ヤウ
監督: スティーブ・チェン

キャスト

劉平/劉協: マー・ティエンユー
司馬懿: エルビス・ハン
伏寿: レジーナ・ワン
唐瑛: ドン・ジェ
郭嘉: サニー・ワン
任紅昌: ドン・シュアン
曹操: ツェー・クワンホウ
曹丕: タン・ジェンツー

エピソード

エピソード選択:

Episode 1

漢(かん)王朝の秘密 

後漢(ごかん)の末期。群雄が割拠する乱世の中で曹操(そうそう)が勢力を伸ばし、許都(きょと)に漢の皇帝・献帝 劉協(りゅうきょう)を囲い込むと、傀儡の皇帝を通し諸侯に命を発していた。都を離れた温(おん)県では、司馬(しば)家に預けられた楊平(ようへい)と司馬家の次男、司馬懿(しばい)が実の兄弟のように暮らしていた。ある日、突然現れた楊平の父・楊俊(ようしゅん)が…。

Episode 2

宮殿炎上

自らの出生の秘密を知った劉平(りゅうへい)は、詔に従い皇帝となるよう皇后・伏寿(ふくじゅ)に言われる。劉平が事を把握する間もないまま、伏寿と弘農(こうのう)王妃の唐瑛(とうえい)は劉協(りゅうきょう)の死体に手を加えると、寝殿に火を放ち替え玉計画を実行する。その頃、突然姿を消した弟を捜す司馬懿(しばい)は、遠い許都(きょと)までやって来ていた。

Episode 3

僅かな疑念

満寵(まんちょう)ら臣下の前に出ることになった劉平(りゅうへい)。用心深く振る舞う劉平だったが、その言動により様子がおかしいと怪しまれてしまう。満寵と荀彧(じゅんいく)は確証こそないものの、劉平への不信感を強めていった。一方その頃、弘農(こうのう)王祠にたどり着いた司馬懿(しばい)は、床に転がっている劉平の医書を見つける。するとその時、背後から刀の刃が…。

Episode 4

老宦官(ろうかんがん)の願い

夜遅く謁見に訪れた宦官の張宇(ちょうう)は、本物の皇帝はどこにいるのかと劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)に問う。初めは2人に否定をされていたが、結局真実を打ち明けられた張宇は、劉協(りゅうきょう)の供養をするために帰郷させてほしいと懇願する。そんな中、楊俊(ようしゅん)が襲撃に遭った日と同じ日に火事が起きたことを怪しんだ満寵が動き出し…。

Episode 5

父への想い

故郷へと向かう道中で満寵(まんちょう)に行く手を塞がれた張宇(ちょうう)は、劉協(りゅうきょう)の遺灰をやむを得ずその場に埋葬する。一方その頃、温(おん)県に戻れと言う父の忠告にまったく耳を貸さない司馬懿(しばい)は、兄・司馬朗(しばろう)に自分は許都(きょと)の混乱に巻き込まれる劉平(りゅうへい)を助けるのだと許都に留まることを宣言するのだった。

Episode 6

司空の屋敷へ

張宇(ちょうう)を殺し逃げる際に、毒が塗られた武器によって負傷していた唐瑛(とうえい)は、なんとか司馬懿(しばい)の手を借り傷を癒す。その頃、曹操(そうそう)の息子である曹丕(そうひ)は、皇帝を尚書台から自らの屋敷へと移動させることを満寵(まんちょう)に持ちかける。満寵は早速、曹(そう)家への移動を提案するため劉平(りゅうへい)の元を訪れるが…。

Episode 7

許都(きょと)での再会

宮中にもぐりこみ、皇帝となった劉平(りゅうへい)に謁見した司馬懿(しばい)。そこで別れの挨拶もなく去った“弟”に対する恨みと怒りを劉平にぶつける。一方の劉平は、司馬懿との再会をなによりも喜び、皇帝となったいきさつを伝え協力を求めようと伏寿(ふくじゅ)に提案する。しかし、伏寿は曹操(そうそう)とのつながりが深い司馬(しば)家を警戒し…。

Episode 8

董承(とうしょう)の反乱

董承(とうしょう)たちが許都(きょと)で挙兵した。しかし先を読んで手を打っていた曹(そう)氏によってあっさり鎮圧され、董承は捕らえられてしまう。王子服(おうしふく)と司馬懿(しばい)は、皇帝の子を身ごもっている董妃(とうひ)を守ろうと、ひそかに連れ出し弘農(こうのう)王祠へ向かう。しかし、到着した頃には董妃は衰弱し、一刻を争う状態になっていた…。

Episode 9

守りきれなかった命

兄・劉協(りゅうきょう)の子を身ごもっていた董妃(とうひ)の死を知った劉平(りゅうへい)は、助けることができなかった責任を感じていた。自分が無能であるがゆえ犠牲が生まれ、弱すぎる自分が憎いと涙する劉平を伏寿(ふくじゅ)は慰める。ようやく癒やされた劉平だったが、それも束の間。実は伏寿や楊修(ようしゅう)たちが董承(とうしょう)を利用していたのだと気付き…。

Episode 10

絶望と帰郷

董承(とうしょう)の件で自分は操り人形だと気付き、さらに多くの犠牲者が出たことに怒りが収まらない劉平(りゅうへい)。司馬懿(しばい)と共に許都(きょと)を去り温県に向かう。意気地なしに用はないと強気な伏寿(ふくじゅ)だったが、一人になると涙が溢れ出した。たまたま通りかかった曹丕(そうひ)は落ち込む伏寿を元気づけようと、剣舞を披露するが…。

Episode 11

襲われた祭祀(さいし)

春の祭祀に出かけた劉平(りゅうへい)たち。そこで弟・王子服(おうしふく)の敵を討ちに来たという王越(おうえつ)に襲われ、曹丕(そうひ)が深手を負う。劉平(りゅうへい)は、とっさに曹丕の手当てをするが、周囲の臣下たちは医術を心得ている劉平に対し違和感を覚える。一方、王越は、王子服が唐瑛(とうえい)に討たれたと聞き、すぐさま弘農(こうのう)王祀へと向かう。

Episode 12

郭嘉(かくか)の帰還

劉平(りゅうへい)の元を訪れた卞(べん)夫人は、息子の曹丕(そうひ)を助けてくれたことに感謝を述べる。しかし一方で曹丕を守ることもできず、石ころ1つにやっきになっている満寵(まんちょう)を厳罰に処してほしいと劉平に懇願する。その頃、郭嘉(かくか)が戦地の官渡(かんと)から許都(きょと)へと戻ってきた。知らせを受けた劉平はすぐに郭嘉を呼びつけるのだが…。

Episode 13

楊平(ようへい)の似顔絵

戦地から許都(きょと)に戻った郭嘉(かくか)が真っ先に訪れたのは、劉平(りゅうへい)ではなく、卞(べん)夫人の元だった。会いに来るよう命じたにも関わらず、後回しにされたことを知った劉平は動揺する。しかし謁見に訪れた郭嘉に対し、劉平は自らの師となり講義をしてほしいと頼む。あまりにも唐突な話に、後ろでひそかに聞いていた伏寿(ふくじゅ)も驚くのだが…。

Episode 14

温(おん)県に眠る秘密

郭嘉(かくか)が温県に鄧展(とうてん)を送り込んだという知らせが劉平(りゅうへい)の元に入る。司馬(しば)家が危ないと思った劉平は、自ら司馬懿(しばい)に会いに行くと言うが伏寿(ふくじゅ)に止められ苛立つ。自分の部屋に戻った伏寿だったが、劉平のことが気になり再び会いにゆく。しかし。そこには、劉平の不在を隠そうとする宦官の令寿光(れいじゅこう)がいるだけで…。

Episode 15

郭嘉(かくか)の講義

楊平(ようへい)の似顔絵を求め鄧展(とうてん)が司馬朗(しばろう)を訪ねる。直前に届いた司馬懿(しばい)からの文によって、偽の楊平の顏を描いた司馬朗だったが、隣人たちも似顔絵を描かされたことを知り、慌てて鄧展を追う。趙彦(ちょうげん)は、董妃(とうひ)が生前言っていた火事の日の謎を探るため焼け跡を訪れるが、郭嘉(かくか)たちに捕まり…。

Episode 16

燃え残った布切れ

温(おん)県を探る趙彦(ちょうげん)は、火事で死んだ宦官の衣が司馬(しば)家にしか納品されない絹製だと知り、さらに店の主人が描いた楊平(ようへい)の似顔絵をみて今の皇帝は楊平だと確信する。その頃、帰郷することになった楊俊(ようしゅん)が、劉平(りゅうへい)を謁見に訪れる。郭嘉(かくか)の目を恐れて話も程ほどに2人は別れを惜しむのだった。

Episode 17

趙彦(ちょうげん)の執念

鄧展(とうてん)が温(おん)県で袁紹(えんしょう)軍に捕まったことや似顔絵の件が腑に落ちない郭嘉(かくか)。許都(きょと)に戻った趙彦(ちょうげん)は、董妃(とうひ)の位牌を手に宮中の劉平(りゅうへい)を訪ね、本物の陛下はどこだと問う。劉平と伏寿(ふくじゅ)、唐瑛(とうえい)の3人は白を切るが、やがて劉平は心を決め真相を話す。そして、趙彦がとった行動は…。

Episode 18

楊修(ようしゅう)の誤算

楊修(ようしゅう)が袁紹(えんしょう)に内通していたことを明かし、郭嘉(かくか)は楊修を牢に閉じ込める。楊修が気がかりで気が急く劉平(りゅうへい)だったが、焦っては郭嘉の罠に嵌まると伏寿(ふくじゅ)に諭される。劉平は講義のあと荀彧(じゅんいく)を呼び止め、曹操(そうそう)と袁紹の戦はどちらが勝つと思うか尋ねる。そして、自ら戦地へと赴くと伝えるのだが…。

Episode 19

襲われた弘農(こうのう)王祠

劉平(りゅうへい)は、書庫で唐瑛(とうえい)が袁紹(えんしょう)の間諜と話しているのを聞いてしまう。劉平は伏寿(ふくじゅ)に遠征に関する話は唐瑛にしないよう話すが、何も知らない伏寿は唐瑛をのけ者にするのかと反発する。しかし、ちょうどその時、唐瑛が伏寿を訪ねてくる。一方、牢から出た楊修(ようしゅう)は郭嘉(かくか)から官渡に行くよう命じられる。

 

Episode 20

宮中の外へ

講義の時間に、郭嘉(かくか)は講義をせずに突然薬酒を取り出す。今は書物の上で学ぶ時ではないと言う郭嘉は、お忍びで宮中の外に出かけようと劉平(りゅうへい)に提案する。その翌日、変装をして出かけた劉平と伏寿(ふくじゅ)、そして郭嘉。3人が森まで来た時、劉平が乗った馬が突然暴走する。姿を消した劉平のことが心配な伏寿とは裏腹に、郭嘉は不気味な笑みを浮かべ…。

Episode 21

官渡(かんと)への道

お忍びで官渡(かんと)へと向かった劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)、そして曹丕(そうひ)。しかし、道中で袁紹(えんしょう)軍に襲われ、3人とも捕らえられてしまう。目隠しをされた劉平が連れていかれた先には、郭嘉に強い恨みを抱く蜚(ひ)先生が待ち受けていた。一方、司馬懿(しばい)は鄴(ぎょう)に到着したが、ある人物に目をつけられてしまい…。

Episode 22

袁(えん)軍に忍ぶ間諜

劉平(りゅうへい)や曹丕(そうひ)たちの目の前に捕虜になった者たちが連れてこられる。その中には鄧展(とうてん)もいた。突然のことに少し動揺したが、劉平たちと鄧展は話を合わせ窮地を脱する。その頃、曹操(そうそう)の配下だと誤解され牢屋に閉じ込められていた司馬懿(しばい)は、一芝居打って釈放され、審配(しんぱい)親子の信頼までも得るのだった。

Episode 23

袁紹(えんしょう)の真実

審栄(しんえい)を泥酔させて牢屋の鍵を盗んだ司馬懿(しばい)は、閉じ込められている唐瑛(とうえい)の元へと向かう。唐瑛にはめられた鎖を外そうとするが、鍵は合わなかった。その頃、劉平たちは鄴(ぎょう)の実状を目の当たりにし唖然としていた。河北(かほく)一豊かだと聞いていた町は新旧で分けられ、古い町には飢えた民が溢れかえっていたのだった…。

Episode 24

捕らえられた劉平(りゅうへい)

宿が見つからず途方に暮れる劉平(りゅうへい)たち。しかし、そこへ1人の男が劉平を迎えに来る。男の主人が劉平に会いたがっているとう。言われるがまま男の後をついていくと、そこにいたのは袁紹(えんしょう)の忠臣である崔琰(さいえん)だった。ひとまず寝床を確保した3人。翌日に劉平と伏寿(ふくじゅ)は市場へと繰り出し、楽しいひと時を過ごすのだが…。

Episode 25

任紅昌(じんこうしょう)の正体

許攸(きょゆう)の屋敷に入ろうとし捕まった曹丕(そうひ)は、役所に現れた司馬懿(しばい)を見て袁紹(えんしょう)側についたと勘違いし暴言を吐く。しかし、司馬懿は拷問するどころか縄を解き逃げるよう促した。審栄(しんえい)を利用して袁紹の屋敷に潜り込んだ司馬懿だが、袁紹の息子、袁熙(えいき)の夫人である甄宓(しんふく)とその付き人、呂姫(りょき)に見つかり…。

Episode 26

偽の踊り子

任紅昌(じんこうしょう)と伏寿(ふくじゅ)、曹丕(そうひ)は袁(えん)夫人の誕生日祝いの席に踊り手と楽器奏者として潜り込む。袁紹(えんしょう)の元で人質になっている呂布(りょふ)の一人娘・呂姫(りょき)を助け出し、許可状を盗み出すことが目的だった。演舞後、一行は甄宓(しんふく)に舞を教えることに。曹丕と甄宓が琴を取りに行っている間に任紅昌は呂姫の手かせを外すが…。

Episode 27

囮になった王妃

許攸(きょゆう)の屋敷で審栄(しんえい)に捕まった曹丕(そうひ)。司馬懿(しばい)になぜ鄴(ぎょう)に来たのか問われると、実兄の死の真相を探るためだと言う。その頃、役所の前では押しかけた儒学生たちが審配(しんぱい)と話をさせろと抗議していた。儒学生に警備の目が向いている間に、牢屋に捕らわれている伏寿(ふくじゅ)たちを救おうとした司馬懿だったが…。

Episode 28

儒学生救出

無事に儒学生たちと共に鄴(ぎょう)から出られた劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)。袁紹(えんしょう)に会い、唐瑛(とうえい)を救うために官渡(かんと)へ行くと言う劉平は、伏寿に儒学生を連れて許都(きょと)へ戻るよう頼む。その頃、司馬懿(しばい)と曹丕(そうひ)は官渡の曹軍の軍営に到着したが、曹丕の弟・曹埴(そうしょく)が父親の曹操に代わり軍を取り仕切っていた。

Episode 29

漢(かん)王朝のための選択

袁紹(えんしょう)に皇帝であることを明かした劉平(りゅうへい)は、唐瑛(とうえい)に会わせるよう命じる。一方、皇帝が自分の側にいることを面倒と感じる袁紹(えんしょう)は、曹操(そうそう)が攻めてこられないよう前線に劉平を送ってしまおうと考える。さらに、袁紹は許攸(きょゆう)に曹操に帰順した振りをし、皇帝が袁紹軍にいることと兵糧庫の偽情報を流すよう指示する。

Episode 30

勝敗の行方

袁紹(えんしょう)と戦の様子を見に出かけた劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)。偽の食糧庫があると罠をしかけた烏巣(うそう)から火の手が上がり、曹操(そうそう)を打ち倒したと満足げな袁紹は、もはや漢王朝には行き場がないと放言する。しかしその時、本当の食糧庫がある陽武にも火の手が上がり、曹(そう)軍に落とされたという知らせが入る。見捨てられたのは漢王朝ではなく、袁紹だった。

Episode 31

二つとない解毒薬

曹丕(そうひ)が目を覚ますと、剣を交えていたはずの王越(おうえつ)が目の前にいた。王越は曹丕を気に入り、王氏の剣術を伝授したいと申し出る。一方、司馬懿(しばい)によって袁紹(えんしょう)の元から助け出された唐瑛(とうえい)だったが、袁紹に飲まされていた毒が体に回り倒れてしまう。劉平(りゅうへい)たちは唐瑛を助けようと郭嘉(かくか)にかけ合うが…。

Episode 32

曹丕(そうひ)の苦悩

戦地まで来た卞(べん)夫人と会った曹丕(そうひ)は、兄を殺した黒幕が卞夫人だったことを知ったと話す。卞夫人は3人の息子のためだったと感情を荒げる。一方、曹操(そうそう)を倒すどころか助けようとする劉平(りゅうへい)に怒った司馬懿(しばい)は、陽武(ようぶ)と共に漢王朝の再興の望みが燃えてしまったと責め立てる。それでも劉平は、新たな均衡ができるはずだと反論し…。

Episode 33

“楊平(ようへい)はどこだ”

司馬懿(しばい)は唐瑛(とうえい)を連れて温(おん)県に帰郷する。父の司馬防(しばほう)は、王妃を連れてきて司馬(しば)家を滅ぼす気かと怒るが、そこへ唐瑛が現れ婚姻を認めてほしいと懇願する。その頃、許都(きょと)では郭嘉(かくか)が曹操(そうそう)の元を訪れていた。曹操は司馬懿の気持ちを試すために、“楊平はどこだ”と尋ねるよう郭嘉に命じる。

Episode 34

曹操(そうそう) 参内する 

曹操(そうそう)は、烏桓(うがん)討伐に行く前に司馬(しば)家を除かねばならないと郭嘉(かくか)に話す。曹操の命に逆らえず、郭嘉は満寵(まんちょう)を楊修(ようしゅ)と共に温(おん)県に送る。一方の劉平は、司馬家が危機に瀕していることを崔琰(さいえん)から報告される。動揺した劉平(りゅうへい)に、伏寿(ふくじゅ)が袁紹(えんしょう)に内通していた者の名簿を差し出す。

Episode 35

運命の一夜

曹操(そうそう)を呼びつけた劉平(りゅうへい)は、自らも遠征に同行することを条件に司馬(しば)家を許してくれと言う。加えて、遠征には苦楽を共にした伏寿(ふくじゅ)も連れていくと話す劉平(りゅうへい)。曹操(そうそう)はかつてと違い臣下や皇后を思う皇帝に疑念を募らせるのだった。その頃、司馬(しば)家では緊迫した状況が続いていたが、ついに夜が明けて…。

Episode 36

思わぬ再会

遠征の途中、大雨のために廬龍(ろりゅう)に駐屯することになった劉平(りゅうへい)は、曹節(そうせつ)を皇后にすることを郭嘉(かくか)から提案をされる。そんな折、ある一人の兵士が劉平に声をかけてきた。それは、いつか温(おん)県で命を助けた少年だった。人違いだと否定をし、足早にその場を後にした劉平だったが、その光景を遠くから見ていた曹丕は不信に思い…。

Episode 37

10日の期限

郭嘉(かくか)から10日以内に劉平(りゅうへい)の素性に関する証しを見つけると告げられた劉平。そんな劉平から知らせを受けた司馬懿(しばい)は、許都(きょと)でひそかに手を打っていた。そんな中、郭嘉の元に許都にいる賈詡(かく)から、劉平は先帝の双子の弟だと知らせる文が届いた。そのあと劉平に会った郭嘉は、真実を知ったことを話すのだが…。

Episode 38

郭嘉(かくか)の死

任紅昌(じんこうしょう)の死が堪えた郭嘉(かくか)は、日に日に脈が弱まっていた。郭嘉は曹節(そうせつ)に、敵が攻め込んできたら開けるよう袋を渡し、さらにもう1つ、「天下の大事に関わる秘密」を記した袋を託した。一方その頃、曹操(そうそう)は郭嘉の策によって、烏桓(うがん)を奇襲するために自ら騎兵を率いて出陣する。その様子を見た劉平(りゅうへい)は…。

Episode 39

囲まれた廬龍(ろりゅう)

郭嘉(かくか)の死後、鮮卑(せんぴ)が廬龍(ろりゅう)の近くに姿を現す。危機を感じた劉平(りゅうへい)は、曹操(そうそう)に援軍を要請する使者を送る。しかし、曹節(そうせつ)が郭嘉から託された袋を開けると、郭嘉が盧龍に援軍を送らぬようにと曹操へ伝えていたことが分かる。そんな折、劉平が送り出した使者たちを捕らえた鮮卑が盧龍の町の外に姿を現し…。

Episode 40

指揮を執る者

郭嘉(かくか)の姿が見えないことで不安になった兵士や、鮮卑(せんぴ)の脅しに怯える町の者の声が強まる。もうこれ以上耐えられないと判断した曹植(そうしょく)は、劉平(りゅうへい)に自ら打って出ると告げる。自分が囮となるので、その間に伏寿(ふくじゅ)と共に逃げるよう促す曹植だったが、劉平は一緒に廬龍(ろりゅう)を守ろうと説得するのだった。

Episode 41

激戦の果て

鮮卑(せんぴ)との激しい戦いが始まり、劉平(りゅうへい)自身も兵士たちと共に戦場に立った。鮮卑優勢の苦しい戦いを強いられた劉平たちだったが、司馬懿(しばい)が率いる援軍が到着したことで情勢が一気に変わる。劉平を心配しながらも味方を鼓舞し続けた伏寿(ふくじゅ)は、敵が退いたと聞き安堵の涙を流す。司馬懿が戦場で亡くなった藩揚の死体を見つけるのだが…。

Episode 42

囚われた司馬懿(しばい)

劉平(りゅうへい)や曹操(そうそう)たち一行は許都(きょと)に戻る。出仕を拒むために負傷したと偽っていたことが知られた司馬懿(しばい)は、曹操(そうそう)に牢に閉じ込められる。そんな司馬懿を救い出したい劉平は、評定を開く。司馬懿の処分について、臣下たちから様々な意見が飛び交う中,弘農(こうのう)王の位牌を持った唐瑛(とうえい)が現れ…。

Episode 43

天下統一の願い

曹操(そうそう)を丞相に命じた劉平(りゅうへい)の元に、伏完(ふくかん)と楊彪(ようひょう)が抗議に来る。しかし、劉平と伏寿(ふくじゅ)は、曹操の天下統一を助けることによって漢(かん)王朝の威光を示せると諭す。司馬懿(しばい)は、劉平の命により罪を許され、曹操に仕えることに。劉平に会った司馬懿は、自分を売ったうえに曹操を丞相にしたことを愚かだと罵る。

Episode 44

曹植(そうしょく)の婚礼

司馬懿(しばい)の元に、赤壁(せきへき)で曹操(そうそう)が孫権(そんけん)と劉備(りゅうび)に大敗したという知らせが届く。司馬懿と劉平(りゅうへい)は、曹操が江南(こうなん)を平定できないとなれば、漢(かん)王朝と争うことに全精力を使うだろうと予測する。曹氏とうまくやっていけると思っている劉平に対し、司馬懿は曹氏を滅ぼすつもりだと宣言する。

Episode 45

暴かれた真相

曹丕(そうひ)、曹植(そうしょく)そして曹節(そうせつ)の3人は、郭嘉(かくか)が残した袋を開け、劉平(りゅうへい)の正体を知った。曹丕は劉平を慕う曹節がこの秘密を漏らしてしまうかもしれないと言って、袋を劉平に渡すよう曹植に命じる。それを受け、劉平を人目の付かない書庫に呼び出した曹植は、劉平に袋を渡す。しかしそれは、曹丕の罠だった…。

Episode 46

窮地に立つ忠臣

劉平(りゅうへい)の素性を曹操(そうそう)が知ったことにより、楊(よう)家をはじめ漢王朝の臣下も焦りを隠せずにいた。そんな中、伏寿(ふくじゅ)は荀彧(じゅんいく)を呼び出し、先帝の詔を見せ真実を伝える。さらに、自らは漢王朝のために命を絶つと言い、荀彧に遺言と詔で劉平(りゅうへい)を守るよう命ずる。それを陰で聞いていた劉平は2人の前に立ち…。

Episode 47

曲水の宴

楊彪(ようひょう)が太尉を辞し故郷に帰ると申し出、曹操(そうそう)を呼んで別れの宴が開かれることになった。楊彪(ようひょう)や伏完(ふくかん)が、唐瑛(とうえい)を使い曹操を殺そうとしていると考えた劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)は、唐瑛を宮中の外に出さないよう手を尽くす。各々、曲水の宴で和やかに詩を披露していくが、杯が曹操の前で止まった時…。

Episode 48

唐瑛(とうえい)の最期

唐瑛(とうえい)が曹操(そうそう)を狙った刺客だと思い、曹仁(そうじん)は兵を率いて宮中に押し入る。曹仁によって大勢の前で辱められた唐瑛は自害する。劉平(りゅうへい)は司馬懿(しばい)を解放することを要求し、同時に互いに対等な関係を築くことを曹操に提案する。その後、刺客と戦い負傷した曹丕(そうひ)を見舞った曹操は、刺客が男だったことを知り…。

Episode 49

伏完(ふくかん)の企て

劉平(りゅうへい)は曹操(そうそう)が司馬(しば)家を助ける代わりに、曹仁(そうじん)の罪を減じ、曹操を魏(ぎ)公にする。孔融(こうゆう)や伏完(ふくかん)は強く抗議するが、劉平(りゅうへい)は決定を取り下げない。伏完(ふくかん)の動きが怪しいという知らせが曹植(そうしょく)の元に入る。曹植は急いで宮中に向かうが、門番に止められてしまい…。

Episode 50

潜龍観(せんりょうかん)の仕掛け

曹操(そうそう)は反乱を企てた伏完(ふくかん)の娘である伏寿(ふくじゅ)の命を求めた。劉平(りゅうへい)は司馬懿(しばい)に会いに行くが、司馬懿はこれからは自分のやり方で乱世を渡っていくと冷たく突き放す。そして、劉平を崔琰(さいえん)と孔融(こうゆう)が儒者の集会を開く予定である新しく作られた潜龍観(せんりょうかん)に連れていく。

Episode 51

伏寿(ふくじゅ)との別れ

崔琰(さいえん)の企てを止めた劉平(りゅうへい)が外に出ると、突然潜龍観が崩れ始める。中にいる崔琰を助けようと、劉平は潜龍観の中へ飛び込んだ。その頃、父、伏完(ふくかん)の謀反に加わった罪に問われた伏寿(ふくじゅ)の元には、曹操(そうそう)の命を受けた曹丕(そうひ)と司馬懿(しばい)が訪れていた。司馬懿が用意した毒を自ら仰いだ伏寿は…。

Episode 52

新皇后誕生

曹操(そうそう)に責められた荀彧(じゅんいく)は、劉平(りゅうへい)と曹操の板挟みになって苦しんできたことを語る。曹操にはもう自分は不要なのだと言って別れた荀彧は、自らの命を絶ってしまう。荀彧の死後、頭痛に悩まされはじめた曹操は、劉平に嫁ぎ皇后になるよう曹節(そうせつ)に命じる。曹操の意を伝えようと、曹丕(そうひ)は劉平に謁見するのだが…。

Episode 53

曹操(そうそう)逝く

関羽(かんう)に敗れ窮地に陥る曹(そう)軍。切羽詰まった雰囲気の中、司馬懿(しばい)は劉備(りゅうび)と盟友である筈の孫権(そんけん)と手を組むという奇策を曹操(そうそう)に提案する。曹操の病がひどくなっているとの知らせを受けた劉平(りゅうへい)は、曹節(そうせつ)と共に洛陽まで来ていた曹操のもとへ向かう。自ら治療することを申し出た劉平に曹操は…。

Episode 54

天下太平への道

曹操(そうそう)が死に、跡を継いだ曹丕(そうひ)は、劉平(りゅうへい)のいる許都(きょと)を攻めるために司馬懿(しばい)を連れ出兵する。譙(しょう)で待つ劉平の前に現れた曹丕に、戦いを望まない劉平は話し合いを求めた。自分にはここで戦って勝つしかないという曹丕に、天下を統一するのは誰でもよいと答えた劉平の選んだ道は…。