ストーリー
朝鮮戦争まっただ中の1952年。愛する家族も戦友も失ったハン・サンヨル少尉は、失意のまま最前線から釜山に転属。そこで彼を待ち受けていた任務は、戦争孤児たちの世話だった。サンヨルは、孤独に苦しむ子供たちを救うため「児童合唱団」を作ることを決意する。チンピラの悪事に利用されていた少年少女も集め、ボランティアのジュミとともに歌を教え始める。初めはぎこちなかった歌声にリズムと和音が生まれ、子供たちに笑顔が戻ってきた頃、戦地での慰問公演が決まる。だがそれは、戦火をくぐり抜けて向かう危険な挑戦だった...。