最新ニュース

このページを印刷する

<報道資料>

Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.

2008年6月16日
ソニー株式会社
株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
 

UNHCR開催『第3回難民映画祭』をソニーグループが支援

ソニーとソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが
「スタンダード・オペレーティング・プロシージャー(原題)」上映に協力

08年ベルリン国際映画祭 銀熊賞 審査員特別賞 受賞作品

ソニー株式会社(以下、ソニー)と、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下、SPEJ)は、「世界難民の日」(6月20日)を記念して開催される第3回難民映画祭*を支援いたします。
ソニーは、同映画祭に寄付すると共に、SPEJと共同で、アカデミー受賞監督であるエロール・モリス氏の最新作で、今年のベルリン国際映画祭 銀熊賞 審査員特別賞受賞作品である「スタンダード・オペレーティング・プロシージャー(原題)」の字幕製作・監修等、上映する上での手続き・作業について協力しています。同作品の日本での上映は、これが初めてです。同映画祭への入場は無料ですが、募金箱が設置され、その募金は国連の難民支援活動に活用されます。

*開催期間:6月20日(金)~27日(金)
 国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所と日本UNHCR協会の共催。http://www.refugeefilm.org/

ソニーグループは、社会貢献活動の一環として、環境や貧困とならび国際的な社会問題となっている難民問題をより多くの方が知り、理解を深めることで問題解決のための一助となることを願い、2007年より同映画祭に協力しています。また、これ以外にも、アフリカの難民キャンプにソニーの映像機材(プロジェクター、ハンディカム、デジタルスチルカメラ、パーソナルコンピュータ)を提供することも始めています。機材は、キャンプでの情報伝達ツールとして活用いただくほか、現地の様子をレポートしてもらい、そのコンテンツを利用して難民問題への理解を促す活動に役立てることも検討しています。ソニーグループとしては、難民問題に限らず、世界的な社会問題に対して、技術・製品・サービス・人材・ネットワークなど、ソニーグループのリソースを生かして貢献をしてまいります。

UNCHR駐日代表 滝澤三郎氏からのコメント:
「昨年の『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』に引き続き、今年も本映画祭に対して作品の提供など、ソニーグループの協力に感謝します。映画祭では、難民に関わる感動的な映画を多数上映します。映画は、圧倒的な迫力を持って語りかけ、日本に住む私たちが想像し得ない人生を垣間見るチャンスを与えてくれます。困難の中、たくましく生きる人々の姿を描いた真実の物語に、多くの方に触れていただき、難民問題を考えるきっかけになって欲しいと思います」

『スタンダード・オペレーティング・プロシージャー(原題)』の上映スケジュール
【日 時】   6月23日(月)19:30~
【場 所】   イタリア文化会館
東京都千代田区九段南2-1-30  電話:03-3264-6011
【最寄駅】  東京メトロ東西線、半蔵門線/都営新宿線「九段下」駅
出口2より徒歩10分

◆ 難民映画祭:
UNHCR駐日事務所と日本UNHCR協会が、「世界難民の日」(6月20日)を記念して、2006年より毎年東京で開催している映画祭。世界各地には、迫害や紛争を逃れ、故郷を追われて避難生活を強いられている難民・避難民などが3,300万人おり、「難民映画祭」はひとりでも多くの方に難民問題への認識を高めていただくため、UNHCR駐日事務所が年間を通じて行っている取り組みのひとつ。世界のあらゆる地域で生きる人々の希望、失望、そして力強さを描いた映画やドキュメンタリーを届ける。

◆「スタンダード・オペレーティング・プロシージャー(原題)」作品内容:
原題:『Standard Operating Procedure』(S.O.P.)
製作: 米ソニー・ピクチャーズ クラッシックス、パーティシパント・メディア

2003年アカデミー賞ドキュメンタリー賞受賞「フォッグ・オブ・ウォー マクナマナラ元米国長官の告白」のエロール・モリス監督最新作。2008年ベルリン国際映画祭 銀熊賞 審査員特別賞(準グランプリ)を受賞し、その後の本国北米での公開でもニューヨーク・タイムス紙やニューズウィーク誌から絶賛を受けた、2003年のアブグレイブ捕虜刑務所での米軍によるイラク人捕虜虐待事件を写真と当事者たちの証言で綴るドキュメンタリー。
戦争がいかに人間を異常な行為へと駆り立てるか、残酷なものであるかを痛烈に訴えかけるものであり、この事件の顛末、何が「戦争犯罪」で、何が「S.O.P.」=「通常管理規定」だったのかといった争点が克明に浮かび上がるとき、恐怖に近いリアルな「戦争」が、平時に生きる我々を戦慄させる。

字幕監修:ニューズウィーク日本版編集部、山田敏弘氏

全米批評:

「深く、揺さぶられる。」NYオブザーバー誌

「驚異的な新ドキュメンタリー。必見。」米ニューズウィーク誌

「力強い。」ヴィレッジ・ボイス誌

「20年間映画批評をやっているが、この監督ほど、面白いと思わせてくれた監督はいない。
エロール・モリスはマジシャンだ、そしてフェリーニやヒッチコックのような偉大な映画作家だ。」
映画評論家 ロジャー・エバート

「もっとも独創性溢れる映画作家。人間の複雑な在り様に迫る。観客に監獄を再び訪れさせるだけでなく、問題に深く対峙させる作品。」
ニューヨーク・タイムス紙

以上

【難民映画祭協力に関するお問合せ先】
ソニー株式会社 広報センター

【映画作品についてのお問い合わせ先】
株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント コーポレート広報部